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建物忘備録 -番外編-

【越後妻有里山現代美術館 キナーレ】


初めてこの場所を訪れたのは、「大地の芸術祭」が開催されている期間でした。
メインとなる施設中央の「池」にあたる部分には大きな作品が展示され、
まさに圧倒された記憶を今でも思い出します。
また、別の機会に訪れた際は、池に水を張り、カヌーで遊べるという空間へ変身を遂げていました。
 
このように、一つの空間に対し、使用方法を固めてしまうのではなく、
様々な空間へ変化できるという点に非常に魅力を感じました。
 
二階にある「越後しなのがわバル」から、好きな飲み物をオーダーし、池を眺めた、
あの幸せな時間を今でも大切に心に留めています。

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【TOYAMAキラリ】


今や誰もが知る日本を代表する建築家、隈研吾氏の建築です。
 
何かを表現するにおいて、奇をてらったことをして人の気を引くことは容易にあると思いますが、視覚的に面白いなと感じるだけでなく、心に深く響くというのは、テーマに沿った素材や形状、文化的背景等、このような基本的なところが何度も精査され出された答えが、まず必要であると考えています。
 
わたしが特に、隈研吾氏の建築に魅力を感じる部分は、そこにプラス余裕、ユーモアのようなものも感じられ、(すべての物事が)人の心にどう働くのかというところを考えつくされているのではないか、と密かに思っています。
 
あたかもここはパワースポットかと思うほど、人を寄せ集め、ご利益さえも頂けるような気がしました。

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【マリーナ・ベイ・サンズ】


CMで一躍有名になったシンガポールの複合リゾート施設です。
55階の高さまで積み重ねたトランプのカードがモチーフになっており、完璧なエネルギーバランスと環境との調和を生み出す風水に基づいて建てられています。
屋上にある、全長150mのインフィニティプールがよく知られていますが、個人的に好きな空間は1階部分です。
通常は路上に植えるような樹木を、大きな鉢に植え、配置をしています。
これが妙に、わたしの心を捉えて離しませんでした。
 
部屋の中に雑然と積み上げられた本のバランスにふと美しさを見つけ出すような、
絶妙な感覚のものたちに、シンガポールでは多く出会うことができました。
 
シンガポールでは他にも、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイや、歴史のあるラッフルズ・ホテルも、おススメです。

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