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the 5th anniversary
2020 Spring & summer collection
-Look down, and the look up!-
民藝運動を起こした柳宗悦氏は、「模様」について、このように仰っていたことがあります。
「真の模様をつかむことは、美そのものをつかむことに等しい
模様は煮詰めたもので、したがって余分なもののない静かなものであるのだが
だからこそ同時に含蓄があり活き活きとして動きがあり、見る人に夢を持たせるものなのだ
人々にその尽きない想像力を許すもの、それを美しいものと私は云う」
これはわたしが以前からデザインやパターンを作成する際に心がけていることの一つであり
こんなにもはっきりとそしてシンプルにまとめられた文章に、まるで運命のように出逢いました。
“見る人に想像を膨らませてもらう余白と、少しのユーモアを添えて”
このような世の中だからこそ、一層、「人」から生み出されるものはきらきらと光り、
夢を描けるようなものでありたい
one piece day.のデザインに、少しでもあたたかい心の温度や明るい光を感じていただければ幸いです。
one piece day.は、2020年7月で5周年を迎えました。
この世を楽しく美しく、心を豊かにするようなデザインを、大切に手掛けていきたいと思っております。
model:ayumi
静岡市立芹沢銈介美術館 会館20周年記念図録「芹沢銈介と棟方志功」より引用
文章の掲載につきましては、静岡市立芹沢銈介美術館 ご担当者様
日本民藝館 ご担当者様へ、確認をさせて頂きました。