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スコール 夏の、しましま
植物、中でも「花」は、美術やデザインの中でもモチーフとして多く用いられ、美しいということを表現する場合にも、非常に多く例えらえます。
「風姿花伝」は、世阿弥が記した能の理論書ですが、ここにも「花」を例えとした内容が用いられています。
世阿弥は子供にある自然な美しさを「花」の原型とし、その花のつぼみが徐々にほころび、咲き誇り、やがて最後には散る。
しかし、老齢期に入り、それでもなお美しいものが残るなら、それが「まことの花」と表現しています。
若さが創りだす「花」は一時的なものであり、永遠ではないけれど、
歳月を経てもなお色褪せないものが「まことの花」だと世阿弥は説いています。
「いつまでも美しく咲き誇る花」これを手に入れるべく、日々を生きて、魂を燃やす
何かを描くことは、みたい世界、みせたい世界を表現するために
常に自分を超えていこうとすることは、みえなかった場所へ辿りつくために
この先の世界について、ご一緒できることを、楽しみにしております。